2009年10月19日

槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)

槍ヶ岳登山記2です。
ではでは


8時20分
休憩もそこそこに、樅沢岳に向けて歩き始めます。
双六小屋から眺めている分には、けっこうな急登に見えたけど、
いざ登り出してみるとそんなことなく、案外スムーズに歩けます。ありがたいっ。
振り返って眺めると双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳がくっきりと
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
更に登るに連れ遠くには、うっすらと雪化粧をした薬師岳も眺めれます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
双六小屋周辺から見る景色は鷲羽岳が主役やなって思えるほど、鷲羽岳の姿は美しい。
鷲羽岳に惚れ惚れしちゃいます。そんな素敵な景色を眺めながら歩いていたら、あっという間に

8時50分
樅沢岳到着。標識を入れて証拠写真。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
小屋出てすぐ着いたので休む事無く、歩き出します。
そしたら別の樅沢岳の標識を発見。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
どっちがピークなんやな?まあ、どっちでもいいか。
でも、写真的にはなんとなく、こちらの方が好きやなあ。
そして進行方向には、ついに西鎌尾根を従えた目指す槍ヶ岳の姿がハッキリと。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
しかし、まだまだでーれ遠い。だけど鏡平からもけっこう歩いて来てます。
ずいぶん遠い所まで来たもんやさー。
これからはいよいよ待ち望んでいた、ひたすら槍ヶ岳を眺めながら稜線歩きのスタートです。
贅沢だ!!!
西鎌尾根は、飛騨側へ信州側へ右へ左へと、巻きながらアップダウンしながら進んでいきます。
まあ基本登りやもんで、たまーの下りは嬉しかったりします・・・。
常に槍ヶ岳を眺めれるもんでテンション高目、意気揚揚と歩き続けれます。
たまーに振り返って鏡平方面を眺めます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
っていうのも、我が師匠「黒雷鳥」さんも本日、三俣山荘に向けて登山をしているはずなので、
師匠おらんかなあと思いつつ、デジカメを最大限ズームして覗き探してみます。
まあ、見つかるわけありませんが・・・。お互い、いい天気で良かったなあと思い進みます。
槍槍槍、くどいほど槍を眺め続けれます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳) 槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳) 槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
岩に書かれんでもわかるさー
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
西鎌尾根は間違いなく、双六から槍に向かう為のルートやなと思ったなあ。
やけど、逆は逆でまたいいんやろうなあ。いつか、逆ルートをのんびりと歩きたいものです。
しかし今日は先を急ぎます。
それにしても、西鎌尾根は長い。さすがに、軽く疲れがきたみたいで足取りがやや重くなってきた。
登山道も徐々に険しくなり、ガレ場・クサリ場も現れ、
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
やや歩きにくくなり立ち止まる間隔が短くなります。
西鎌尾根途中から、千丈沢乗越までの区間が今回の登山でしんどかった区間その1でした。
乗越までの残りの区間は、頭の中で呪文のように
千丈沢乗越千丈沢乗越千丈沢乗越千丈沢乗越千丈沢乗越・・・と念じ続けながら歩きます。
その念が通じてくれたのか、

11時05分
千丈沢乗越到着。けっこう、えらかったっす・・・。
気を取り直して、標識と槍を入れてパシャリ。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
一応、設定してたエスケープルートはこの地点で、ここで時間がおしているようなら目前の槍を泣く泣くあきらめ素直に下山するところだけど、まだまだ時間には十分余裕有るし体力的にも大丈夫そう。
って事で、少しだけ休んで迷わず槍を目指します!!!気合いを入れ直してGOです。
もはや、槍はすぐ手の届くとこまで来てます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
この辺りで初めて、先行する人の姿が見えました。
そう言えば、双六小屋に着く手前ですれ違った人に、
一人だけ西鎌尾根向かった人がおったよーって聞いていたので、多分その人やろうな。
すぐに追いつき、しばし世間話をします。
結局、西鎌尾根を歩いていて出会った人は、この人ただ一人でした・・・。
平日登山ならではなのか、時期的なものなのか。
ホント飛騨側の登山道は静かな登山が出来るな。ちょっと寂しいくらいやけど・・・
振り返ると、鏡平から今まで歩いて来た区間が一望できます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
8月に登った大好きなお山「黒部五郎岳」の姿も、遠くに見えました。また登りたいお山です。
って事は、だいぶ標高もあがったみたい。
登山道にはちょっとだけだけど雪も
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
一旦、槍の姿が見えなくなったけど再び姿を現した時には、巨大な姿で現れました。でかいっす。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
この区間はガレ場の急登が続く苦手な歩きにくい事この上なしの道やったんやけど、
目標がどんどん間近に迫って来たので、なんとか歩き通すことが出来て

12時15分
槍ヶ岳山荘到着。双六小屋を出てから、3時間55分です。
槍の往復が大体1時間やで、ちょうど予定してた通りのペース。相変わらず頑張っとるし順調順調。
槍ヶ岳までは、あと少し!!!。
エネルギーチャージ&臭う水を飲み干し、ザックを山荘にデポして、いよいよ槍に取り付きます。
近くで見る槍はただただ、巨大な岩塊です。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
昨年、初めて登った時は鎖場・ハシゴに恐怖したものですが、1年間で経験値が飛躍的に上がったみたいで恐怖も感じず、すいすい登れます。
鎖を使うときは、これが播隆上人の善の鎖(違うけど)かあとしみじみ思いながら、槍ヶ岳開山気分で岩場をよじ登ります。
頂上までは、あと少し!!!
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
最後の階段を登って(コレは登ったあとに撮ってもらった写真)
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
ついにというか、ようやくというか、何とかというか・・・

12時45分
槍ヶ岳到着!!!お疲れ様でしたー。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
朝3時30分に新穂高を出てから、9時間15分かけての到着。よく歩いたもんやさー。
わざわざ遠回りして、いっぱい歩いた山ちゃんへのご褒美は、360度ぐるりと広がる眺望でした。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳) 槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳) 槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳) 槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
これも昨年登った時には真っ白で皆無だったので、初めて見る景色。
山頂にいた人の中に、ちょうど夫婦で百名山を達成した人がみえたもんで、
せっかくなんで撮らしてもらいました。おめでとうございます。
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
イワヒバリも
槍ヶ岳登山記2(双六小屋~槍ヶ岳)
天気も良く、風も無いし、頂上混んで無いし、いい事ずくめ。
いままで歩いてきた所を振り返り、しばし感慨にふけ、ボケーっとします。


至福の時やな。
何も考えず、ずっとこの場所に居たいっ!!!




続く

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Posted by 山ちゃん at 20:30│Comments(4)登山
この記事へのコメント
おお!イワヒバリ
大きく撮れたね~
丸くて可愛いですね。
Posted by 黒雷鳥黒雷鳥 at 2009年10月19日 21:08
黒雷鳥さん

「イワヒバリ」バッチシです!!!
雷鳥には遭えなかったけど、他の鳥さんに会えました。
ツバメじゃないっ。危ない危ない。

ホシガラスは撮りたかったけど
逃げられちゃいました・・・。
Posted by 山ちゃん山ちゃん at 2009年10月19日 21:14
山ちゃんへ

こんにちは!
登山記書くときは
写真を見ながら思い出して書いてるの?
リアルに伝わってくるよ〜( ´∀`)/~~
槍槍槍 槍のオンパレードやなぁ♪
ご丁寧に岩に書いてあるんだね!

私にも槍ヶ岳だけはわかる〜☆だから、山ちゃん気分で、岩に書かれんくてもわかるわ〜ってな感じ。
アハハ〜(o^−^o)
Posted by 羽タマ at 2009年10月20日 16:56
羽タマさん

こんばんはー!!!
登山記書くときは、写真&地図を見ながら
こんな事あったなあって、思い出しながら書いてるよー。
リアルに伝わってるのなら、嬉しいな!!!
俺の文章力も、まずまずって事かな?

槍はでーれ有名な山やでなあ。
ホント、おなかいっぱい槍ヶ岳を見てこれたさー。
そして、登山記も完成しましたー!!!
Posted by 山ちゃん山ちゃん at 2009年10月20日 23:33
 
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