2009年08月23日

黒部五郎岳 1日目

お盆休みに、行ってきた黒部五郎岳の登山記です。
黒部五郎岳 1日目
昨年から、ずっと行きたかったお山。
お盆一所懸命働いた自分へのご褒美です。
最初計画を立てた時は、けっこうのんびりできるんじゃないかあと思ったりもしたのですが、
その見通しは根拠もなく、非常に甘いものでして、
実はしんどい行程というのが徐々にわかってきて、実際にはなかなかハードな山行となったのでした。
褒美とは言うものの結果、仕事以上に疲れたのでした・・・。

前日仕事終了後、ユニクロにパンツを買いに行ったり、飯を買いに行ったりなどなどと準備をして
早速、新穂高の無料駐車場へ向かいます。
高山に住んどるんやで、朝向かえばいいんじゃないって気もするけど、はやる気持ちは抑えられません。
まあ、お盆も過ぎたで、駐車場はそんなに混んでないのかなあとは思ってたけど、
いやいやどうして混んでました。
ほぼ満車の状態です。
グルグル回ってなんとか、最上段の登山口が近い空いている場所を見つけたので、
そこに車を泊め、ビールを2本飲んでこの日は車中泊。
翌朝は3時出発予定。

しかし、翌朝はなんやらガヤガヤ音はするし空は明るいしと思い目覚めたら、もう5時を過ぎていたのでした。
しまった寝すぎた。
やもんで慌てて飛び起きて、朝飯もそこそこに出発の準備をします。
まあ、最悪6時頃までに出発やなとは思っていたので、まだまだ挽回可能です。
準備も出来た所でさあさあ、長い2日間のスタートです。

5時30分
天気も上々、新穂高バスターミナルからは笠ヶ岳の姿もバッチシ。
黒部五郎岳 1日目

登山届を出して、出発です。

黒部五郎岳に行くまでは、長い長い道のりをひたすら黙々と歩くのみ。
途中に、双六岳・三俣蓮華岳の2つのピークを越えて行くます。
途中までは昨年の同時期に登った、水晶岳鷲羽岳と同じコースを歩きます。
まずは、左俣林道を1時間程歩きます。(まあ、ウォーミングアップですなあ)
林道歩きを終え

6時45分
小池新道入口到着。さてさて、ここからが本格的な登山の始まりです。
小池新道はゆるやかな、だらだら登りが続くの山ちゃんが得意な道です。
やもんで順調にてくてくと歩き

8時45分
鏡平小屋到着。
いやー、槍穂高連峰バッチシです。今回、様々なお山の景色を見てて、心の中で常に思いつぶやいた言葉が
「贅沢だ!!!」
この一言でした。
鏡池でお約束の写真をパシャリして、先を急ぎます。
黒部五郎岳 1日目
昨年と同じ道だけど、いやー景色が見えるってのは、
黒部五郎岳 1日目
勝手にテンションがあがります。足取り軽く、
ずっと槍穂を見ながら次なる目的地、双六小屋に向かいます。
そして途中、鷲羽岳の姿が!!!!綺麗だ・贅沢だ。
写真撮りまくり。ベストショットが双六小屋と鷲羽岳。水晶岳もちらりと見えます。
黒部五郎岳 1日目
小屋が見えてからが、以外と長かったけど

10時40分
双六小屋到着。
今度は双六岳へ向かう事に。こちらも、昨年はあたり一面真っ白やったもんで、
姿を拝見していないお山です。
槍ヶ岳の眺望が抜群ということなので、おおいに期待しながら登ります。
途中から、どんどん槍の姿が見えてきます。最初は、てっぺんがちょこっとだけ、
黒部五郎岳 1日目
そしてだんだんと鎌尾根を従えた全容が立派に見えてきます。
黒部五郎岳 1日目
歩いては振り返り、歩いては振り返りの繰り返しをした後

11時55分
双六岳到着。いやー、いい景色。贅沢だ!。
黒部五郎岳 1日目
槍・笠そして今回の目的地、黒部五郎がはっきりと初めてみえました。
五郎さん、でかいでかすぎる。
黒部五郎岳 1日目
そして遥か彼方で、でーれー遠い。
黒部五郎岳 1日目
辿り着けるのかと、不安になります。
山頂に人がいたので、写真を撮ってもらいつつお話をしてたら地元の方で、なおかつ我が師匠(黒雷鳥さん)のお知り合いの方だったのでした。
流石、我が師匠、顔が広いっす。その人曰く、
「あの人の登山はクレイジーやなあ」
納得。
また、
「どこまで行くんやな」
って聞かれ、
「黒部五郎1泊2日の、新穂高のピストンですよ」
って答えたところ、
「あんたもクレイジーやな」
っとの答えが。
まあ、あの師匠の弟子やで、しゃーないっす。
とお互い納得しながら、しばし談笑。
もっと、しゃべっていたかったけど先が長いので、昼食もそこそこに次に向かいます。
次なる目的地は、三俣蓮華岳。
こちらも昨年は、真っ白のため姿を拝見してません。
お昼すぎたら、徐々にガスってきて山の姿も見えたり見えなかったり、なので先を急ぎます。
三俣蓮華までは、ゆるやかな登りが続くけど、そんなにしんどくは無いです。

13時15分
三俣蓮華岳到着。
黒部五郎岳 1日目
ガスってきて眺望は微妙やけど、たまにガスがはれた時には、鷲羽岳の姿がハッキリと。
黒部五郎岳 1日目
贅沢だー!
あとは、本日宿泊の黒部五郎小舎まで、下るのみ。ここまで来れば、到着予定時刻の目途もついたので、
頭の中はビールビールビールで一杯で、ひたすら下ります。
下りは早いっす。ただ、明日はここを登らなだしかんので、明日地獄にならないようにっと思いつつ下ります。
そして遂に小屋の姿が見え
黒部五郎岳 1日目

14時40分
黒部五郎小舎到着!!!。
黒部五郎岳 1日目
もう、今日は歩かなくてもいい。宿泊の手続きをして、早速ビールです。
生ビール1杯900円也。
いやいや、値段は関係無いです。
テラスで相席して、カンパーイ。
黒部五郎岳 1日目
やっぱ、小屋泊まりの何が楽しいって言うとこれです。
相席になった人達としばし談笑。やっぱ、60歳前後の人たちばかりです。
おしゃべりしているうちに仲良くなり、
「兄ちゃん、つまみ食べなよ」
と言われ、牛タンスモーク&ぽてちをもらいました。
というわけで、もう一杯。今度は缶ビールで。
黒部五郎岳 1日目
あと、チューハイも1本飲んで、都合3杯ですなあ。気分もいい感じになったところで、お楽しみの夕食です。
夕食は、御覧の通り。
黒部五郎岳 1日目
なかなか美味そう。天ぷらにそばに、なかなか盛りだくさんです。
ビール飲んだ時にご一緒した人たちと、夕食も一緒に食べることに。
まあ、いつもの展開ですが
「兄ちゃん、食べなよ」
と天ぷらやらおかずやらを、沢山もらったのでした。

いつか、某占いの先生に
「あなたは、食べる事だけには一生苦労はしないわよ」
って事を言われたなあ、とふと思い出したのでした。
どうやら、そういう星の下に、生まれたみたいです。
ごはんも、夏合宿のノリで昨年同様4杯食べ、お腹いっぱい。
大満足の夕食なのでした。

夕食後、就寝までごろごろしたり本読んだり、時間潰して
9時消灯。
隣のオヤジのいびきに悩まされつつ、運がいいことに反対隣のオヤジが何故がおらんくなってまったので、
2人分(ハイシーズンの4人分)を占領して、いびきも気にならず快適に眠れたのでした。


2日目へ続く・・・。

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Posted by 山ちゃん at 23:25│Comments(4)登山
この記事へのコメント
おはようございます。

 なんてったって  

 北・アルプス! 

 気ぃ付けて ・・・

 楽しんで きてな!

 (注) 飲みすぎ・・・(俺か!~ガハッ!)
Posted by 週休二日酔週休二日酔 at 2009年08月24日 06:29
週休二日酔さん
おはようございます。
北アルプス楽しかったです。
2日目の登山記も、近いうちにアップします。

確かに、飲みすぎましたー(^O^)
街で飲むビールも美味しいけど、山で飲む生ビール、最高ですっ!!!
Posted by 山ちゃん at 2009年08月24日 09:24
先日はありがとうございました♪

途中まで同じルートなのに天気が全然てるさんの時とちがーう!!

いいなあ~(^^)

山で飲むビール、いいですねっ♪

てるさんも来月はどこか又登りに行きたいと思ってマス☆
Posted by てるさん at 2009年08月24日 22:26
てるさん

先日は、お土産御馳走様でしたー
美味しく、いただきました。

僕も昨年も同じコースを歩いたんですけど、
その時は真っ白で何も見えませんでした。

今年は最高の景色を堪能できましたー

てるさんとも、一緒に山に登ってみたいです。
Posted by 山ちゃん at 2009年08月25日 00:56
 
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