スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2010年10月11日

白馬三山登山記

先日登って来た、白馬岳登山記です。
今回のベストショット???「秋を感じさせる紅葉と白馬の稜線の風景」

昨年も白馬岳には登ったけど、今年は更に欲張り杓子岳・白馬鑓ヶ岳の二つも登ったもんで、
白馬三山登山記ですな。
昨年も登った白馬岳へ、今年も行って来たのには、ちゃーんと理由が。
それは白馬岳の麓にある山小屋「猿倉荘」で昨年から働いている、人力の先輩に会いに行く為。
毎年恒例(2回目やけど)の、自分の中でのイベントですなああ。
やもんで今年も、出発前には高山土産を買い求めてから向かったのでした。
昨年は「豆天狗の中華そば」・「とらやの草まんじゅう」・「音羽屋のかたりべ」の三点セット
今年は「甚五郎らーめん」・「とらやの草まんじゅう」・「前畑点心堂の栃の実煎餅」の三点セット
を持っていきました。やはり、「とらやの草まんじゅう」は外せませんな。

ホントは月曜日、仕事が終わってから向かう予定にしていたんだけど、雨で仕事が中止となり、
幸か不幸か連休になってまったもんで昼過ぎには高山を出発し、のーんびりと向かったのでした。

ちょっとのんびりしすぎたみたいで、白馬には7時頃到着。
先輩には5カ月ぶり、支配人さんとは1年ぶりの再会となりましたー。
今年も夕食をご馳走になり、更には生ビールも1杯、ご馳走になってしまったのでした・・・。
さすがにこの時期、ほぼシーズンオフみたいで、お客さんは1人も居ませんでした。
やもんで食後は、久しぶりに再会した先輩とゆっくり話も出来たし、話が弾むとともにビールの量も増え、更に500mlの缶ビールを2本追加し、翌日に備えアルコール燃料補給もバッチシ?なのでした。
ひとしきり会話を楽しんだ後は、翌日も早いしガッツリ歩く計画なので眠るとします。
眠る前には、従業員用のお風呂も使わせてもらい、昨年と同じ4畳の部屋「猿倉の間」にて眠りに就いたのでした。翌朝は5時半頃起床。10時頃には眠ったのでお目覚めパッチシ。そして

5時45分
猿倉荘出発!!!

コースタイムは約15時間という、最近ゆるゆる登山ばかりでなまった体にはちと厳し目な、
久しぶりに長い長い1日になりそうなので、気合いを入れて行くとしますか。
出発直後に福岡から来た老夫婦を抜いたけど、この日お会いした登山者は、この2人と
白馬尻小屋付近ですれ違った2人の、合計4人という非常に静かな登山となったのでした。
天気は上々で、朝日浴びる景色を眺めながら進み、

6時30分
白馬尻小屋到着。おなじみの景色が歓迎してくれます。

先を急ぐので休憩も取らずに、目の前に見える大雪渓に向かうとします。

だけど、一番雪が溶けてしまっとる時期やもんで、大雪渓も痩せ細って危ないみたいで、
崖沿いのガレ場がルートとなっており雪渓には、なかなか辿り着けません。
そして、このガレ場が足元が崩れて崩れて、ソレハソレハすこぶる歩きにくかったのでした。
 
歩きにくい道と格闘して何とか待望の雪渓歩きに辿り着いたんだけど、わずか10分位で終了。
 
一応アイゼン持ってきとったけど、アイゼンも使う事無く、あっという間でした。
その後は沢沿いの崩れやすくて歩きにくい、いやらしい道を真っ白なガスの中、進むんやけど、

たまーにガスがはれた時に見える景色が、心を癒してくれたのでした。いい景色やさー

8時45分
避難小屋到着。相変わらずキレイな小屋です。ここで中に入って、しばし休憩してリフレッシュ。

そして小屋を出てスグ飛び込んできたのが、いい感じで赤色に色付いたナナカマド?
(植物は詳しく無いのでよくわからんです)

やもんで、しばし時間を忘れて写真をパシャリパシャリ
 
コレが夏山には無い、秋山の魅力やな。いい景色やさー
左手には白馬岳の後に登る予定の、杓子岳・白馬鑓ヶ岳も見えます。

そして前方には、村営頂上宿舎の建物も見えてきた。ガンバレの言葉に励まされ

9時40分
村営頂上宿舎到着。ここも先を急ぐので休むことなく、すこし登った分岐にザックをデポして、

本日最初のピーク、昨年も登った白馬岳を目指します。稜線に出ると、さすがに風が強く寒い。
ザックを下ろすと、やっぱ身軽やさなー。ココから山頂まではスイスイスイスイ進め、

10時10分
白馬岳到着!!!山頂でパシャリ。

新田次郎の小説「強力伝」の方位盤もパシャリ。これもお約束やな。

この頃には、ガスで眺望も効かんかったもんで、山頂には10分程の滞在で戻るとします。
戻る途中に、朝追い抜いた福岡の老夫婦とすれ違ったけど、その後、登山者とすれ違う事はなかったのでした。ザックをデポした場所に戻り、しばし今後の行動について思案します。
選択肢は2つ
1、眺望も良くなかったので残りの2つの山は止めて猿倉へ戻る
2、初志貫徹で眺望は悪いけど残りの2つの山も登る
正直、楽な方向へ流されたい気持ちがかなりあったけど、せっかく朝早くに出たんやし、
「白馬三山、日帰りで行ってきまーす!!!」っと宣言してまっとったで、
初志貫徹で向かうとしたのでした。
杓子岳までの道のりは、晴れてたらいい景色なんやろうなーっと思わせる、
ガレ場の稜線を1回下って再び登り返し

11時40分
杓子岳到着!!!相変わらず周囲はガスで真っ白やもんで、証拠写真だけ撮って、

真っ白で次の目的地もよく見えないけど、とにかく先へ急ぐとします。崖のほうからガスが湧くみたい。

杓子岳から白馬鑓ヶ岳までの道のりも、今までの道と同じようなガレ場が続きます。
鑓みたいに尖がったピークがあったもんで、ココが山頂かなあっと思って登ったら、それは偽物で、
本物の白馬鑓ヶ岳は鑓みたく尖がってはなく、なだらかなお山でした。
微かにガスがはれた瞬間に、ピークをパシャリ。そして

12時40分
杓子岳から1時間程かけて、白馬三山最後のお山、白馬鑓ヶ岳に到着!!!
相変わらず周囲はガスで真っ白やもんで、証拠写真だけ撮って、

山頂に留まることなく、下山するとします。
それにしてもこの辺りは、とにかくガレ場ばかりで、まるで石の墓場みたいでした。

また、この頃になると更にガスで周囲が真っ白になってきたので、

初めての道やもんで不安で不安で、しゃーなかったです。
そして何とか鑓温泉への分岐に辿り着き、本格的な下山開始です。

そして、こんな真っ白な状況やで、アイツがおらんかなああっと思いながら下ってたら、
ガサガサっという物音がしたもんで、周囲を見渡したら案の定、アイツはおったのでした。
そう、それは雷鳥でーす。周囲がガスって白い時によく現れるんやさなー。
 
やもんで、しばし雷鳥ウォッチング。そして、雷鳥が美味しそうに餌を食べてる光景を見た瞬間、
そう言えば昼メシまだ食べとらんかったなーって事を思い出したので、ココでメシを喰らうとします。
昼メシも、でーれありがたい事に、先輩が前日の晩にお弁当を作ってくれたのでしたー。
可愛らしい包みを開けると、大盛り弁当が入っていましたー。
 
フリーズドライのとん汁も作り、しばし至福のランチタイムを過ごすとします。
これでエネルギーチャージもバッチシ。リフレッシュして気合いを入れ直し、真っ白なガスの中、
色付き始めた紅葉の景色にも励まされながら、黙々と下ります。
 
まだ、こんな高山植物も残ってました。青色がでーれ鮮やかだったので立ち止まってパシャリ
 
また、鑓温泉に行く途中には、短かったけど、微妙な鎖場もあったので慎重に下っていったら

ついに鑓温泉が見えてキター。そして、

14時35分
鑓温泉到着。9/30が小屋閉めだったので、小屋の解体工事中で何人かで作業中でした。
「兄ちゃん、風呂に入って行かんのか?」って聞かれたけど、
多分、ココで風呂入ってまったら下山するのが間違いなく嫌になってまうろなーって思ったのと、
300円かかるという事で、この時、お金を持ってきてなかったという2つの理由で泣く泣く我慢。
鑓温泉は来年の課題やなっという事で、先を急ぐとします。残念・・・。

露天風呂から、溢れ流れていたお湯に手を触れたのみでした。
それにしても、こんな高所に湧く温泉、間違いなく秘湯やな。
ちなみに先輩情報なんやけど、小屋閉めした後も、露天風呂はそのまんまあるもんで、
無料で入れるみたいです。

そして、鑓温泉から猿倉までの道が今回一番、精神的にシンドイ区間だったのでした。
それは地図を見て、事前にある程度、想像は付いていたんだけど、想像を上回った、
ひたすら水平な登山道なのでした・・・。遠くまで見渡せる分、より一層、気が滅入りました。
 
歩けど歩けど、全く高度が下がりません。
登りも下りもコースタイムがほとんど変わらないのも、納得でした。登り返しもあるし・・・。
たまーに眺望が開け登山口が見えてしまったんやけど、でーれ遠いっと思ってまった。

ただ登山道は非常に整備されていて、でーれ歩き易かったのでスピードに乗って歩け、

思ったよりも早く、登山道に入る林道に戻って来れたのでした。
林道が見えた瞬間は、でーれ嬉しかった。

鑓温泉登山口でパシャリ、でーれ疲れたー。

ココから猿倉荘までは、スグです。林道をサクサクとクールダウン的な感じで下り

17時
猿倉荘到着!!!。行って来ましたー。
そして再び先輩に会って、秋の高山祭に人力を引きに高山に帰って来る予定だったので、
「そしゃ、しあさって高山で、また会いましょう(笑)!!!」
という言葉を残しサヨナラして、オススメの温泉「みみずくの湯」に入り、
長野市内のオススメのラーメン屋さんに立ち寄り、わざわざ遠回りをして高山に帰ったのでした。

今回の登山は、行動時間は前回の北ノ俣岳とほぼ同じ半日、約12時間だったけど、
休憩もあまり取らず、ほぼ歩きっぱなしだった分、結構疲れました。
ほとんどガスで真っ白で、眺望もイマイチやったし・・。
ただこの時期、いい感じで色づき始めていた、紅葉の景色に癒されましたな。

昨年も来た白馬岳だったけど時期をずらしてくると、違った表情が見えるので面白いものです。
昨年は白馬岳ピストン、今年は白馬三山日帰りと昨年にも増してハードな登山をしてまったで、
来年は鑓温泉でまたーりしたいもんやさー。
白馬3部作は、3年かけて来年で完成やな。
また来年も、お世話になりまーす!!!

猿倉荘5:45
白馬尻小屋6:35
避難小屋8:45/8:55
村営頂上宿舎9:40
白馬岳山頂10:10/10:20
杓子岳11:40
白馬鑓ケ岳12:40
鑓温泉14:35
猿倉荘17:00







  

Posted by 山ちゃん at 21:59Comments(4)2010年

2010年10月10日

記録更新

今日は、秋の高山祭2日目。

昨日は、生憎の雨降りやったもんでビショビショになってまって、
寒さに耐えきれず3時位に撤収してまったけど、
今日は幸い天候にも恵まれて、屋台も引き揃えられ何よりの1日でしたー。

そんな今日は、久ーしぶりにえび坂チャレンジを!!!。
気分が乗った時と、空町・寺町方面希望のお客様にご乗車頂いた時に行われる、
自分の中での不定期イベントやな。
今までの記録は、平瀬酒造をもうちょっと登った床屋さんまでだったんだけど、
本日は更に、もうちょっと登れて、
「えび坂の 電灯の下 おかめ石」こんな句やったかな???
で有名な、おかめ石まで辿りつけたのでしたー!!!
微妙に嬉しかったので、お客様とサヨナラした後にパシャリ。自己満足の一枚やな。

いつの日か、えび坂を完登する日がくるのだろうか???
まあ無理やな。

コレは仕事が終わってから、帰りがけに撮った一枚。

ゆっくりと屋台を見たのは、この瞬間だけやったなあああ。
  
タグ :高山祭

Posted by 山ちゃん at 19:02Comments(2)人力車時代の話

2010年10月08日

集bar

久ーしぶりに「集bar」へ行って来ましたー。

以前、行った際、でーれ酔っぱらった状態でダーツをして、
投げる時に思いっきし振りかぶって、野球投げでスゴイ勢いで投げたもんで、
店員さんに怒られたんやけど(でーれ反省)、ソレ以来ですなああ・・・。
ちなみに今回も懲りずにダーツをしたんやけど、さすがに普通にダーツ投げで投げました。

「集bar」と言えば、何と言っても「山崎のハイボール」

その理由は、このグラス。
山崎のハイボール専用グラスなんやさなー。
しっかりと達筆な文字で「山崎」と入ってます!!!

普通に飲んでも美味しいハイボールが、このグラスに入って出てくることによって、
更に美味しく味わえましたなああ。
おかげで、美味しいお酒と楽しい時間を過ごせましたー。

明日は秋の高山祭。
あいにく天気予報は最悪なんやけど、何とかもってくれんかなあああ???

  
タグ :集bar

Posted by 山ちゃん at 18:38Comments(0)飲み屋さん

2010年10月07日

蔵出し味噌 麺屋竹田

登山記は、いつものように後日アップするとして、
一昨日行って来た、白馬登山の帰りに寄ったラーメン屋さんです。
「蔵出し味噌 麺屋竹田」

もはや遠征登山と遠征ラーメンはセットやな。

何気に長野市は「今、ラーメンが熱い!!!」場所で何軒か有名なお店
「蕪村」・「よし家」・「烈士洵名」・「ゆいが」・「狼煙」等などが有り、
前々から行きたいお店だらけだったので、今回の登山の帰りには是非とも、
わざわざ遠回りして、長野市でラーメンを食べて帰るぞっと決めていたのでした。

ちなみに白馬に行って来た理由は、人力の先輩が山小屋で働いているので、
先輩に会う目的でしたー。(昨年に続いて2回目)
そして先輩に聞いたオススメのお店が、「蔵出し味噌 麺屋竹田」やったもんで、
リストアップしてなかったけど、行ってみたのでした。
場所も国道18号線沿いやで(何気にラーメン街道らしい)わかりやすいよーって事で、
その通り、国道沿いを延々と走ってたら迷うことなく発見。

味噌ラーメンは北海道・信州・九州と3種類あるんやけど、
頼んだのは、これまたオススメの「北海道味噌ラーメン」680円也です。

ラーメンの上にフライドポテトがのっかっているのと、味噌が北海道のモノなのが、
北海道味噌ラーメンの理由なのかな?濃厚そうで、でーれ美味そうです。
喰らって思ったのが見た目通り濃厚なのと、上にのっかっている肉みそとガーリックチップスが、
これまた見事にハーモニーを醸し出していたのでした。美味しゅうございました。

やっぱ口コミの情報は間違い無いですな!!!




  

Posted by 山ちゃん at 08:41Comments(0)ラーメン

2010年10月05日

白馬岳



10時10分、白馬岳山頂到着!!!
相変わらずソフトバンク携帯は圏外ですなぁ

天気は曇り
やもんで残念ながら眺望はいまいち&風寒い
でも途中の紅葉はなかなか綺麗だったので、良しですな
  

Posted by 山ちゃん at 17:50Comments(0)2010年

2010年10月04日

白馬へ

今日は一日中、よく雨が降る日やさー。こんな日は、当然?お休み。
人力車、雨には敵いません。

明日はお休みなので、自動的に連休になってまった・・・。
ありがたいのやら、ありがたくないのやら。
やもんで明日の予定を前倒しして、今日のうちにお出かけです。
向かう先は白馬。
無料になった安房トンネルを通って、いざ向かうとしますか。

平湯の紅葉は、これからみたいやなぁ。
夏、暑かったでかしらんけど、例年より遅いかな。
それにしても平湯の雨は、明らかに高山の雨より冷たい雨やさなぁ。

明日は天気予報通り、晴れてくれますように。
そしゃそしゃ、のんびりのんびりと向かうとしますか。  

Posted by 山ちゃん at 16:38Comments(2)日常の出来事

2010年10月02日

北ノ俣岳登山記

先日、5月の残雪期に登って以来、約4カ月ぶりに登って来た北ノ俣岳登山記です。
北ノ俣岳、大好きなんやさなー。今回のベストショット!?
北ノ俣岳から眺めた黒部五郎岳・笠ケ岳・乗鞍岳・御嶽山

ちなみに今回の登山は、某SNS(ちなみにmixiなんやけど)で知り合った方(男性HEROさん)と
登って来た言わば、出会い系登山?(まあ、相手が女性じゃないで違うな)なのでした!!!

全ては遡ること約1週間前、
「29日、黒部五郎岳一緒に登りませんか?」という1通のメールから始まったのでした。
もちろん会った事は無かったけど、山行日記を読んで、同じ位の力量なんやろうなあっと察し、
「機会があればご一緒したいですねー」なんてやり取りをしてたので、このお誘いに対しては、
まるで飲みにでも誘われたような感覚で、2つ返事で軽ーくOKしたのでした。
ある意味、怖い事なんやけど「登山をやる人に悪い人はいないはず」っという性善説で、
事前の打ち合わせも最小限で、ホントにこんなんで大丈夫けなって感じで、当日を迎えたのでした。

当日は3時に、ほおのき平駐車場で待ち合わせ。聞いてた車種を発見し、いよいよご対面っ。
会った瞬間、山ちゃんが発した一言は「酒臭いっす・・・」でした。
それもそのはず、話を聞いたらHEROさんは0時頃駐車場に到着して、寝酒としてビールを2本
飲んだとの事。まだ3時間しか経っとらんでなああ、止むをえませんな。
それにしても会った早々、いきなり強烈なカウンターパンチを喰らってまったさー。
まあ、山ちゃんも酒飲みなので、お酒に関しては非常に寛大です。
やもんで登山口までにコンディションを整えてもらう為、助手席で大人しく眠ってってもらいました。
小1時間程走って登山口に到着。
この時期、この時間はまだ真っ暗。しかも、快晴の天気予報に反して小雨が降ってました。
1人なら絶対にスタートしんよなーっていう状況だったけど2人やったし、
HEROさんも酔いから醒めかけていたので、迷う事無く

4時30分
登山口出発!!!
今回で通算3回目となる飛越新道。もはや慣れた道なので真っ暗な中でも、迷わず進めます。
小雨混じりという事も有り、飛越新道の代名詞「ぐちょぐちょ悪路」、今回はかなりヒドイです。
しかーし、今回は対策として必殺アイテム「長靴」を履いてきたので、悪路をものともせず、
 
泥道を避けることなく、ずぼりながら黙々と真っすぐ進めます。

ちなみに、この給食のおっちゃんが履くような白い長靴「ゾナ」は、かなりオススメの一品です。
長靴としてはやや高めで3000円位のモノなんやけど、でーれ丈夫なんやさなー。
一応、HEROさんにも、数少ない打ち合わせをした際に、事前の注意事項として、
「飛越新道はぐちょぐちょで最悪の道やで、長靴は必須アイテムですよー」っと伝えてたけど、
「何を大げさに言うんですかー」位に受け取られていたらしく案の定、持ってきてませんでした。
やもんで20分位で、ぐちょぐちょになり後悔してたのでした。
まあ、何事も経験しないとわからんでしゃーないっす。
しばらくして空が明るくなり雨もあがったみたいだけど、ガスってて辺りは真っ白。

天気が良ければ見える笠・乗鞍・御嶽の三山が連なる綺麗な姿も見えず、微かに笠が見えたのみ

6時45分
寺地山到着。本来なら薬師岳の雄大な眺めや、真正面にスキー場のような北ノ俣岳の姿が、
ハッキリと見える場所なんやけど、生憎真っ白。

腰かけて休もうにも、周辺は濡れてて冷たいので立ち休みで、休みもソコソコに先を急ぐとします。
次の目的地は避難小屋です。アップダウンの繰り返しのダラダラ登山道を進んでいたら、
突如、眩しい光が飛び込んできました。ジャジャーン、ここで本日初めて、太陽とご対面でーす!!

天は我々を裏切らなかった。ウレシヤウレシヤ。予報通り、晴れてキター!!!
稜線の姿もクッキリと、やもんでテンションは一気に上昇です。この先しばらく、アゲアゲで進み
 
7時35分
避難小屋到着。
相変わらず、ひっそりと佇んでいました。雰囲気のある小屋やさなー。水場もバッチシ。
 
ここで本日初めて、腰かけてゆっくりと大休止するとします。ただ気温は4度で、やや寒かった。
大活躍してくれた長靴とはここで、しばしのお別れ。登山靴に履き替え、長靴は小屋にデポして

8時05分
避難小屋出発。今までのアップダウンの繰り返しのぐちょぐちょ悪路とは打って変わり、
ココから先は、北ノ俣岳を眺めながら600mのひたすら登り。
5月は残雪上をひたすら直登したけど無雪期は、まずは植生保護の為の木道歩きから始まります。
 
池塘を眺めながら進み

木道ゾーンが終わったら次は深く削れて、崩壊が進んだ登山道歩きです。
 
本来登山道だったであろう箇所が削れて歩きにくいもんで、その周辺を歩き更に登山道が崩壊。
やもんで、どこを歩けばいいのか、しばし悩みながら進んだ後は、ハイ松ゾーンに突入ですっ。
ハイ松の海の中を泳ぐように歩きながら、ひたすら高度を稼いでいきます。
 
毎度毎度の事なんやけど、ひたすら登りのこの区間は、でーれ苦手です・・・。
やっぱ体重が原因なんやろうな。結局、今シーズンも減量は失敗に終わってまったなああ・・・。
やもんで、休み休み景色に励まされながら進みます。
こんなエライ思いして登るのも、全ては登り切った瞬間のアノ景色を見る為!!!
ここを登り切れば、いよいよ!!!

稜線に出ましたー!!!そして飛び込んで来たのは、雄大な北アルプス奥地の絶景でーす!!!
毎度毎度の事やけど、でーれ感動やさー。ああ、何とも言えん景色やさー。
真正面には鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳

左手には6月に登った雄大な薬師岳・その向こうには剱岳・立山の姿も(HEROさんも一緒に)

右手には北ノ俣岳・黒部五郎岳、そして遠くに槍ヶ岳の姿も

堪りませんな。一緒に登ったHEROさんも、でーれ感動してくれてます。ウレシヤウレシヤ。
こんだけの景色が5時間余りで見えるんやで、北ノ俣岳は贅沢な場所やさなー。
飛越新道のぐちょぐちょ悪路ぐらい、我慢せんとな。
稜線からは、HEROさんに先を譲り

9時45分
北ノ俣岳到着!!!。約4ヶ月ぶりの再会です。会いたかったさー、北ノ俣岳。

しばし写真撮影タイムです。
とは言っても、本日の最終目的地は黒部五郎岳。ここで、2人で話し合いをするとします。
確かに目の前というか、かなり先?に黒部五郎岳は視界に入ってます。

時間も時間やし、行けるような気はするんやけど、明らかにエライよなああ。
それよりも、せっかくやでココでのんびりした方がいいんじゃねーっという悪魔の囁きに、
いとも簡単に2人の心は折れ、北ノ俣岳にて本日の行程は終了となったのでした。
そうとなれば、まずやる事は決まっています。そう、お約束のビールでカンパーイでーす!!!

でーれ美味い!!!相変わらずビールを飲む姿が似合う山ちゃんです。

その後は昼食。最近、ケイチャンばっかり(前回はカニ鍋)やったけど、今回はカレーヌードル。

ビールと昼食で身も心も満たされた後は、小1時間程お昼寝タイムです。

相変わらず山頂で好き勝手やってます・・・。
山頂には2時間程おったけど、結局誰1人として会う事なかったのでした。
下山中に単独行のおっちゃんとすれ違っただけなので、この日の飛越新道利用者は3人。
ホント静かな山やさなー。
昼寝から目覚めた後に、北ノ俣岳からすこし進んだ所から、振り返ってパシャリ

この頃になって下界の方は雲がはれてきて、ようやく有峰湖ともご対面。

しかし、黒部五郎岳方面にはガスがかかってきたのでした。

多分、向かっとったら、ちょうど到着する頃やったっで、いい判断やったな。結果オーライやさー。

11時40分
ガスも出てきたし、十二分に山頂でのんびりして絶景も堪能出来たので下山開始。
薬師岳をバックに撮ってもらいましたー。草紅葉が始まりかけかな?

急な下りなので慎重に、途中で暑くなってきたので半袖になって下ります。

池塘と木道と足。変な写真を撮りながら下り
 

12時50分
避難小屋到着。
ここで再び大休止&登山靴とサヨナラして、小屋にデポしていた長靴に履き替えます。
長靴を履いて準備万端の後ろ姿をパシャリしてもらいました。間抜けな姿だ・・・。

さてさて、再びぐちょぐちょ悪路を歩くとしますか。
この頃になるとガスも下がってきて景色もよろしく無かったので、ひたすら進むとします。

秋らしい一枚

山ちゃんは長靴履いて悪路をものともしないけど、HEROさんは心が折れかけたみたいです。
そんなおぞくたい登山道の光景です。もはや登山道と言うより池というか湿原ですな・・。
 
 
とにかくズボリまくってました・・・。
やもんでスピードもダウン気味だったので、山ちゃんものんびりとキノコの写真を撮りながら、
 
 
コイツ等、食べたらヤバいんやろうなー、ていうかキノコ図鑑欲しいかも?っと思いながら下ります。
いやらしい、下りでの登り返しを3回程繰り返し、飛越トンネルもうすぐという看板が見えてから、
しばらく歩いたら、車が見えてきて、やっとで帰ってきたという感じです。もうちょっと下り

16時すぎ
登山口に戻って来ましたー!!!
北ノ俣岳山頂でのんびりまたーりしてきた分、行動時間が約12時間と半日程かかったけど、
過去の経験を踏まえて長靴を履いて歩いたので、ぐちょぐちょ悪路も苦も無く歩けて、
余力を残しての下山となったのでした。
その後は、これまたお約束の「ひらゆの森」&「はんたい玉子」コースでHEROさんに観光気分も
味わってもらい、19時頃ほおのき平駐車場に到着して解散となったのでした。


今回の登山は、黒部五郎岳の予定を北ノ俣岳に変更してしまったけど、
日が長い時期なら十分に黒部五郎日帰りで行ける目処も立ったので、
今後のいい課題が出来た、非常にいい登山となりましたー。
また、ネット上で知り合った方と事前に何回かやり取りはしたけど、
いざ実際会うのは初めてという出会い系登山?(他にもっといいネーミングが無いかなあ?)
だったけど、たまたまかもしれんけど、いいパートナーに恵まれて楽しい山行が出来たので、
今後の新たな楽しみとなるかな?

まあ登山を通して、こうして知り合いが増えるのはホント嬉しい限りです。
今後もネットに依存しない程度に、上手にネットを利用して、
リアル登山を充実させていきたいものやさー。

登山口4:30
寺地山6:45/6:55
避難小屋7:35/8:05
北ノ俣岳9:45/11:40
避難小屋12:45/13:10
寺地山13:50
登山口16:00







  

Posted by 山ちゃん at 07:49Comments(3)2010年