微妙に観たかった映画「新幹線大爆破」借りてきて観ました。
今から遡る事35年。1975年の作品という事で、まだ山ちゃんが産まれる前の映画です。
簡単なあらすじは
乗客1500人を乗せ走行中の東京発博多行きのひかり109号に
「爆弾を仕掛けた」という電話が国鉄本社にかかって来た。
なんでも、その爆弾は時速80km以下になると爆発するとのこと。
なので、走行中の新幹線は停める事は出来ない。
犯人の要求は、現金500万ドル(約15億円)。
限られた時間・条件の中で果たして新幹線を爆発させることなく、犯人を捕まえるれるのか否か?
そして、パニックに陥いた乗客の命はいかに・・・
犯人VS警察の駆け引き、警察と国鉄との意識の違いによる葛藤などが描かれた
新幹線を舞台にした、パニックサスペンス映画とでも言っとけばいいかな・・・。
詳細は
Wikipediaをペタリっと。
この走行中の電車を停めると爆発してしまうという設定、どこかの映画で観たような・・・
そうそう、キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの「スピード」やな。あっちはバスやったけど。
「スピード」よりも約20年程前に日本版「スピード」というか、まあこっちの方が先やで
そんな作品があったんやなあ。
主演は高倉健。やっぱり渋いし、まだ若いし、なんと言ってもカッコいい。
その他にも、豪華キャスト揃い踏みなので、きっと東映が気合いを入れて作ったんやろうな。
しかし、諸般の事情で公開当時は人気は出なかったみたいです。
観た感想は
35年前という事で、当然やけど懐かし感たっぷりの映像でした。
新幹線も0系やし、携帯も無く公衆電話(青)やし、テレビもガチャガチャ回すやつやったし等など。
新幹線がたまーに「明らかに模型やろー!!!」って突っ込みたくなる事はあったけど、
そんな事を気にしなければ、2時間30分という長い映画にも関わらず
新幹線車内の場面
新幹線指令室の場面
犯人とのやりとりの場面
と大きく分ければ、この3場面をバランス良く展開してたので、飽きることなく観れました。
やもんで何気に忙しい。しかも、後半は展開が早かった。
たまーに、ちょっと強引な展開もあったけど・・・。
結末は、犯人側の視点で観ると(犯人側の犯行に至るまでの背景が哀愁たっぷりに描いてあり、思わず犯人側に感情移入してしまったので・・・)ハッピーエンドでもないし、
「スピード」とは異なり、そこに愛が芽生えるってことも無いけど、
男男臭漂う、70年代東映作品って感じでした。
渋かった・・・。