山の遭難
「山の遭難」 著 羽根田 治
先日、
住田家さんにお借りした本です。
今日みたいにポカポカ陽気やと、そろそろ山に登りたくなってきますが・・・
低山ならいざ知らず、まだまだ北アルプスは、山ちゃんレベルの人間では
足を踏み入れれんでなああ。
山に行けない時は本を読んで、理論武装です。
ちなみに、この本の著者である羽根田 治さん、何気に好きです。
ていうのも、この人の文章は切れ味鋭く、バッサバッサと遭難に至った経緯・理由を著しています。
だけど、ただ毒がある訳ではなく、綿密な周辺取材を基にしているので、非常に説得力があります。
当たり前だけど、自分で遭難する事はなかなか出来ないので
(実際に遭難してしまったらシャレにならんでなあ・・・)
他者の遭難話は反面教師として、非常に為になります。
他にも
「ドキュメント気象遭難」
「ドキュメント道迷い遭難」
「ドキュメント滑落遭難」
「生還ー山岳遭難からの救出」
などなどの山岳遭難ドキュメントを、羽根田さんは著しています。
いずれも買ったんじゃなく、図書館のスポーツ・登山コーナーから借りてきたヤツを
読んだんやけど・・・。
これ以外にも、登山好きな人なら誰もが一度は目にした事があるであろう雑誌「山と渓谷」にも、
大きな遭難があった翌月には、必ずと言っていいほど文章を書いています。
本のジャンルに「山岳遭難ドキュメントモノ」っていうジャンル(めちゃめちゃ狭いジャンルやな)
があるかどうかは知らんけど、あったならば、間違いなく第一人者であろう人やろうな。