「俺はどしゃぶり」
最近の天気の事じゃなくって、本のタイトルです。
晴耕雨読ってな感じで、雨で仕事が休みだったので昨日は、読書の日にしました。
以前、よく行くラ・フェニーチェのシェフから借りていた本のタイトルが、
「俺はどしゃぶり」です。
まさに、こんな日に読むのにもってこいなタイトル!!!
内容は、とある高校の先生がアメリカンフットボール部を学校に作るために、東奔西走した苦労?を面白おかしく綴ったものです。
自分もアメフトやってたし、シェフもアメフトやってたという事もあって、アメフトトークをたまにするんだけど、たまたま
「この本面白いよ」
って勧めてもらって、お借りしたものなのでした。
以前にお借りしてて、全然読んで無かったんですよね。
それで、昨日ランチを食べに行って思い出しました。
普通、この手の話はラグビー・サッカー等などスポ根(死語か)チックで悲壮感たっぷりなお話(スクールウォーズなど、古いなあ)になるのが相場のような気がするけど、この本は文体&内容が面白くて、スラスラスラスラと時に笑いながら読めてしまったのでした。
よく、ゼロの状態から部員を集め(ど素人の)、そのど素人の部員たちを鍛え、試合に挑んだものだと非常に感心しました。
しかも、その過程が全く悲壮感なく、非常にゆるい感じでほのぼのとしてしまいました。
個人的には、タイトル以外に2つ短編が入っていたんだけど、そっちの方が筆者の大学アメフト時代の話だったので、なんとなく自分の学生時代を思い出しながら、感情移入しつつ、しみじみと読めてしまったのでした。
特に、試合後の飲み会や納会のシーンの描写なんか、特筆ものです。
「でーれー、あーそんなんやったあ」と
共感しまくりながら読んでしまいました。
たまには、読書もいいものです。