槍ヶ岳登山記1(新穂高~双六小屋)

山ちゃん

2009年10月18日 21:38

豊橋出張から帰って来ました。
久しぶりのトラック&長距離ドライブは疲れました・・・。
途中ガス欠になりかけたけど、何とか事なきをえました。
ではでは、槍ヶ岳登山記1です。


当日は1時30分起床。相変わらず趣味の為なら、早起きできます。
そう言えば昨年の剱岳早月尾根、今年の鹿島槍ヶ岳に行った時も同じ時間に起きて出かけたなあ。
むしろ、登山口までの運転距離が短いので今回は、いいかも・・・。
2時過ぎには高山を出発して途中、コンビニ寄って食糧を調達します。
まあ、今日は1日でーれ歩かなだしかんで、カロリーもたくさん消費するろーと思い
こんな時間から、トンカツ弁当をがっつりと喰らいます。
起きてすぐに、ヘビーなものを平気で食べれる自分の胃袋の丈夫さに感謝!!!。

新穂高の駐車場には3時頃到着。
こんな時間やで、誰もおらんろなあと思ってたけど1台だけ明かりが点いた車が止まってました。
真っ暗な中、へっ電点けてやわってたら、「どちらまで?」って声を掛けられたので
「槍まで行きますよん」と答えたところ先方も同じく「槍までですよ」って言ったので
まさか!もはや同志けなっと一瞬思ったけど、先方は飛騨沢ピストンで6時位に出発との事でした。
まあ、こんなコースやる人はそうはおらんよなあと、改めて納得。

3時30分
登山届を出して、いよいよ出発!!!

でーれ長い長い1日の始まり始まり、真っ暗な左俣林道を歩き始めます。
前回、焼岳登山口にて、真っ暗な山の姿を見てびびってしまった
基本ビビりの山ちゃんの課題の一つが暗い登山道歩きでしたが、
同じ真っ暗でも林道なのでか知らんけど、不思議とそんなに恐怖を感じません。
ただ、後ろを振り返るのはなんとなく嫌な気がしたので、
前を見て早く明るくなあれと心の中で思いながら、黙々と歩きます。
夜空を見る余裕はあります。星空はでーれキレイ。
北斗七星が目の前にあったので、ひたすら北斗七星に向かって歩きます。
林道歩きは1時間程で終わり

4時35分 
小池新道入口到着。ここからが、本格的な登山道の始まりです。まだまだ真っ暗。

だがここで、ちょっと体に異変が・・・
最近の服装は、
ユニクロのドライ長袖にノースの吸湿速乾Tシャツを重ね着して+雨具ってパターンなんだけど
それを今回、多分寒いで暖かい方がいいのかなあと思い、ヒートテックという言葉のイメージだけで
ユニクロのヒートテックにノースの吸湿速乾Tシャツを重ね着して+雨具に変えてみました。
しかし、ヒートテックが自分が勝手に想像していたような効果を発揮せず、全然暖かくない。
むしろ、乾いてくれないので汗がそのまま冷えて寒いっす。

ヒートテックって濡れて暖かくなるんじゃないんけーって思ってたけど、どうやら違うみたい・・・。
ちょっと体が冷えてきて寒いっす。
やっぱ、お試しをしないでいきなり本番で使うのは良くないですなあ。
このまんまやとやばいよなー、行動に支障をきたすかもしれんなあって思い、
かといっていつもの服は無いしなあ、
どうしようと思案した結果、コロンビアのドライのボタンシャツは持ってきてたので
ノースの吸湿速乾Tシャツの上にボタンシャツを着る形に変更して以後、
何の支障もなく行動することができたのでした。
いやー、服装レイヤリングの重要性を再認識。
ホントはその辺も、アウトドアブランドをちゃんと買えばいいんだけど、
変なところでチープ登山をしとるもんで・・・。
反省反省。今後の課題が一つ増えました。何はともあれ先を急ぎます。

暗い登山道歩きが始まったけど、
最初は沢沿いで水が流れる音がにぎやかで恐怖心をかき消してくれます。
また、月は三日月程度だったんだけど、月明かりは有ります。
水の音と月明かりを頼りに暗い登山道をなんとか歩いているうちに、
星が見えなくなり、ようやく空が白み始めます。明るくなってきたー。
 
5時半頃、やっとで暗闇恐怖からの解放です。
明るくなってからは、足元もはっきり見えるのでペースアップ。景色を眺めながら黙々と進み

6時35分
鏡平山荘到着。いよいよ目的地、槍ヶ岳と本日初めてのご対面です。

はっきり見えます、この後はほとんどずっと眺めながら歩く事になります。
手前の鏡池で、槍ヶ岳をバックに撮ってもらいました。いやー遠いっす。

休憩もそこそこにに先に進みます。
そして少ししたら、槍ヶ岳方面から、今度はやっとでお日様とのご対面です。

眩しい、そして暖かい。いい天気&いい1日になりそう。
山は落葉し丸裸で、秋を通り越し、冬に向かっています。

弓折乗越まで、あと少し。

順調順調、弓折乗越到着。

ここからは登りも一段落して、緩やかな稜線歩き。
本日歩く、西鎌尾根も見えてきました。

息を切らす事無く順調に進めます。
双六小屋&鷲羽岳も見えてきた。ズームで。好きな構図です。

この辺りで前日、双六小屋に宿泊した人達にすれ違い出しますが、
5人位にしかすれ違いませんでした。
もう山の時期も終わりですなあ。
霜柱をザクザク踏みながら、てくてくてくてく歩けて

8時10分
双六小屋到着。所要時間は4時間40分。予定より20分早い到着、頑張ってますなあ。
順調そのものです。
さてさてここでお水を補給しようと思い水場へ向かいます。
しかーし、当然と言えば当然なんだけど蛇口を捻ってもお水が出ません。凍っとるわな、そりゃ・・・。
なんてったって現在いる場所は標高2500m以上、気温も、もはやマイナスです。

今回、軽量化を図る上で重要なのはお水です。
そのまんま重さになるでなあ。1リットルで1キロやでなあ。
新穂高から双六小屋までは、わずか500mlのペットボトルで用は足りましたが、
さすがにそれもすっからかん。
ここで補給しなければ、補給場所は無いです。困った困った・・・

まあ結論から言いますと、幸いまだ双六小屋が空いている時期だったので、
小屋の中に入ってお水をいただて、事無きを得たのですが。
こういうのも、ちゃんと確認しとかんとだしかんですなあ。再び反省反省。

ただ、入れてもらった1リットルのペットボトルが前回、
焼岳に行った時からずっと洗わずに放置プレイしてヤツだったので、ふたを開けた瞬間
何故がシュワーっとガスが抜ける音がして、嗅いでみるとちょっと臭う。
ホントはゆすいでから入れてもらいたかったけど、貴重なお水やでゆすいで下さいなんて事が言えるわけがなく、そのまんま入れてもらいました。
飲んでみると、やっぱ臭いっす。薄いラーメンの汁のような味です・・・。
アミノ酸の粉末を持ってきてたので、それを溶かしてなんとか味をごまかす事とします。
まあ、胃袋丈夫やで腹を壊す事もないでしょう。
これも反省材料のひとつですなあ・・。

それよりも、先を急がねば・・・。
いよいよ、初めて歩く道、西鎌尾根に向かって歩き出します。
まずは、樅沢岳です。
ふと、そちらをむけばいい感じで太陽が輝いています。



続く。

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