御嶽山登山記  実行編

山ちゃん

2009年09月20日 23:25

今日は連休の中日という事もあり、でーれ忙しかったです。よかったよかった、明日も忙しくなあれ。
では、御嶽山登山の続き、いよいよ登ります。


当日は4時集合。やもんで3時半には起きてやわいます。相変わらず、趣味の為なら早起きです。
いよいよ、ご両人と二次会ぶりのご対面、久しぶりですなあ。
しかし、S手君の姿をみてびっくり。
靴も普通のス二ーカやし、格好もでーれ普通です。ザック小さいし。
本人に聞いたところ、何でも東京の12月に耐えれる格好で来たとのこと。
ザックも持ってこなかったもんで、Y川君に借りたとのこと。
大丈夫大丈夫って言ってますが・・・。
舐め過ぎです。ていうか、俺のアドバイス、全然聞いてないし・・・。一瞬、頭がクラクラしました。
しかも、前日から風邪気味で体調はいまいちとのこと。
一方のY川君はゴアテックスを身にまとい寒さ対策は完璧です。
ただし、ザックが異様に重いのが気になります。
一抹の不安を抱えながら、いまさらどうにもならんので向かう事とします。
小坂口は意外と遠く、朝から1時間半ほどのドライブです。

5時40分
登山届を出して出発、行ってきます。

こちらの登山道は、地元の中学生が学校登山でも使うので木道等、非常によく整備されており急登もなく歩きやすい道で、気に入りました。
また、100m毎にナンバリングがしてあるので目安が立てやすいです。

途中、蛙岩と言った面白いモノも眺めれます。

登山開始直後は何故か、
S手君は顔色悪いし、Y川君はでーれー汗かいとるもんで休み休み、ゆっくり歩きます。
山ちゃんはでーれ余裕です。
ちなみに、Y川君の異様に重いザックの中身のほとんどは着替えでした。
S手君の分も入っているので重いはずです。
シャツが6枚、セーターが2枚、ジャケットが1枚てな感じでたくさん入っていました。
あれほど、吸湿速乾のシャツ着てきてなって言ったのに・・・。まあ、しゃーないっす。
やもんで、途中に服を置いて先に進みます。
しばらくは山ちゃんがペースを作っていたんだけど、
突如S手君が、俺は先に行くと言い出し、黙々と進み出してしまいました。
歩き方が山の歩き方じゃないさーって言っても、全く聞く耳をもってくれません。
彼は一度、経験しないと納得してくれないみたいです。
そう言えば、高校の時からあの人はマイペースの人やったなあって事を、ふと思い出してしまった。
やっぱ、登山は性格が出ますなあ。
うさぎと亀みたいな感じで1人で先を行くS手君を2人で追います。
もちろん、途中で追いついて抜きますが。
2時間位歩いた所で、森林限界を超えたみたいで振り返って景色を見てみると、
雲の下には高山の街、遠くには白山
  
振り返って乗鞍を見る
                   
いい天気になって良かったー!!!
さすがに朝は寒く、登山道には霜柱もあったけど、どうやら今日はいい天気の1日になりそうです。
日頃の行いやな。
山男っぽい一枚

あと少しで、飛騨頂上です。  



8時30分
飛騨頂上到着!!!

予定よりも1時間早く着いたし、2人ともやる気たっぷりなので迷わず最高峰剣ヶ峰に進むことに決定します。
ここからは、眺望が開けます。
天気が良いので中央・南アルプスの姿
 
遠くには富士山もくっきり(ズームアップ)

もちろん北アルプスも

何回も言うけど、ホントいい天気で良かった。天気が良ければ8割方、成功したようなもんです。
それにしても、御嶽山は巨大な山です。ピークがいくつもあります。
摩利支天山

以前、田の原から登った時は、石がゴロゴロした道を黙々と歩いただけの印象があったけど、
飛騨側から登ると水を満々と湛えた池の姿や、

賽ノ河原の姿など色々と変化に富んだ景色を堪能できます。

すっかり、このコース気に入ってしまいました。
青い空青い空青い空蒼井そら(おっさん、おっさん・・・)と赤茶けた山の姿、素敵です。

2人とも,やっとでペースを掴めたみたいで休み休み順調に登れます。

やっぱ、眺望が開けると元気がでるのかな。
また、御嶽山は信仰の山でもあるので、様々な宗教的なものもあります。
神社

石像と北アルプス

独特な雰囲気を醸し出す山です。
写真をパシャリパシャリ撮りながら、撮られながら進みます。
雲海をバックに

剣ヶ峰まであと少し。

この階段を登りきれば山頂です。


10時40分
無事に剣ヶ峰到着。やったー!!!

2人とも初めてやもんで、頂上に着いた達成感と頂上からの景色に、大満足です。
しかも予定よりも1時間早い到着、32歳の体力も、なかなかあなどれません。
3人で。山頂に居た人に撮ってもらいました。

再び雲海をバックに

景色を堪能し、写真を撮り、昼食です。もちろんカップラーメンです。
水がちょっと足りなかったので、スポーツ飲料を入れてごまかすとします。
山頂には小1時間程滞在し、大満喫したので下山開始です。
山頂から五ノ池小屋までは、ほとんど下りなので余裕です。
ただし午後になるとガスってきたので、景色は今一です。

五ノ池小屋でチャイを飲んで、一服します。(酒をのんでるみたい)


13時10分
これ以上、一服してると帰りたくなくなりそうだったので、五ノ池小屋から下山開始。
あとは、全部下りです。
山ちゃんは慣れとるもんで楽勝なんやけど、登山の下りは結構しんどいです。
登りは心肺機能がえらいけど、下りはもろ足にきます。
やもんで、慣れていない2人には徐々にボデーブローのように効いてきたみたいで、
S手君は何回もしりもち付いて転びます。

スニーカーやでだしかんのやさーって言ったら、やっとで納得してくれました。
やっぱ経験論みたいです。
Y川君は徐々に、歩くペースがゆっくり目になってきました。
下りは、ひどい時は10分置き位に休憩しました。
2人ともかなりしんどそう。バテバテですなあ。

山ちゃんは、そんな2人をニヤニヤ見守ります。
後から聞いたんだけどS手君はこの時、風邪の状態がかなりしんどかったらしく、何も考られない状態だったみたいです。
最初は愚痴を言いながら歩いていましたが、途中からは何もしゃべらずフラフラになりながら黙々と歩いています。
そんな後姿は、まるで酔っ払いのおっさんみたいです。
しかし、意外と歩くのは早いのでY川君とは、距離がどんどん離れていきます。
やもんでS手君・山ちゃん・Y川君の隊列で、俺は真ん中に入って2人を見ながら下る事とします。
下りの最後の方は、2人には苦行になってたっぽいですが、なんとかなんとか

15時10分
登山口到着。
お疲れ様でしたー、行ってきました。
S手君死にかけです。(やっぱ、この服装は登山の格好じゃ、無いよなあ・・・)

Y川君は余裕有です。

S手君はかなり体調悪いらしく、水水水って言ってます。
S手君は水を求めて、山ちゃんとY川君は癒しを求めて、市営の露天風呂に向かいます。
ここの露天風呂は初めて入ったけど、池みたいな巨大な露天風呂でした。
あと豆知識ですが、濁河温泉は通年自家用車でたどり着ける日本最高所の温泉です。
S手君も水を得てなんとか生き返り、山ちゃんとY川君は温泉で癒され、高山に帰るとします。
帰りの車中は、2人ともくたばっていました。

高山到着後、S手君は体調が悪かったもんで行かなかったけど
(後で聞いたら熱が39度あったそうです、その状態で登山したS手君の体力って一体・・・、さすがです)
山ちゃんとY川君は疲れた体は肉とビールで癒すという理由を付けて
「当り矢」に行って、ビールと肉を喰らってきたのでした。


今回の山行きは天気と仲間に恵まれ、非常に楽しいものになりましたー!!!
2人とも、また登山行こうっと、どうやら登山も好きになってくれたみたいなので、何よりです。


登山口5:40
飛騨頂上8:30/9:00
剣ヶ峰10:40/11:30
五の池小屋12:50/13:10
登山口15:10










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