白馬岳登山記 2日目

山ちゃん

2009年09月12日 12:08

今日はせっかくの土曜日なのに、久しぶりに雨降り休み・・・
天気には敵いません、しゃーないですなあ。
やもんで、先日の白馬岳登山記の2日目を書いてました。

では、続きです。


翌朝は6時朝食やで、5時半頃起床予定だったんだけど目覚めたら5時50分。
うわーギリギリやんと思い、慌てて1階へ降り朝食場所へ向かいます。
朝食もがっつり、もちろんごはんをお替り。

昼食弁当も用意してもらって、完璧です。
出すもの出して出発の準備をします。
食べ過ぎて、腹てきなかったもんで少し休んで

7:00
猿倉荘出発。行ってきます。

登山道は緩やかで散歩みたいな感じで、しんどいことなく歩けます。
10分程歩いたら林道歩き

知らんかったもんでちょっとビックリ。
林道歩き好きな山ちゃんにとっては、嬉しいです。

7:40
白馬尻小屋到着。
写真で見たことある景色が、歓迎してくれます。

天候はガスって曇りって感じやけど、今から向かう大雪渓もなんとか見えます。休憩もそこそこに、向かう事に。
小屋から20分程で、いよいよ大雪渓に取り付きます。
一応アイゼン持ってきとるで、アイゼン付けて準備万端。

大雪渓は落石も多いもんで、雪渓上では休まないようにと注意をもらったので、慎重に歩く事とします。
実際、石もゴロゴロ転がっとるし、

遠くからはガラガラと落石の音も聞こえてきます。怖い怖い!!!
ただしこの時期、大雪渓も痩せてるみたいで雪渓歩きは40分程で終わりました。
途中ガスってほとんど視界も利かない状況にもなったけど、幸い先行する登山者がいたので、それを目標に歩いたのでした。
大雪渓終了から避難小屋までの登山道は、非常に歩きにくいものでした。

昨年、落石死亡事故があったんだけど、こりゃ確かに雨の日こんな所を歩けば、落石起こるわなーって位、もろい石がゴロゴロしてます。

9:50
避難小屋到着。この避難小屋は、ちょうど前日に完成したものらしいです。

やもんで、でーれキレイ。
大雪渓を抜けたらガスもはれたというか、雲の上に出たみたいで振り返ると、新潟の山が雲の上に見えます。

なんて山かは知らんけど、なかなか立派な姿です。前を見ながら、後ろを見ながら黙々と進みます。
村営頂上宿舎が、ちょっとしたら見えてきました。

目標物が見えると、俄然張り切れます。ただし、見えてからがけっこう長い。
近そうで意外と距離があるもんで、なかなか着かんのやさなあ。

10:30
なんとか、村営頂上宿舎到着。今回はこの区間が一番しんどかったですなあ。まあ知れとるけど。
頂上宿舎はなかなかでかい建物で、ビールの自動販売機まであります。

また、ちょこっと上には白馬山荘も見えます。こちらも、でかい建物です。
白馬岳は人気がある山らしいけど、宿泊者が多いんやろうなあ。
ただし、この日は平日なので、途中先行者を3人抜いただけでしたけど。
ここから先は稜線歩き、この日は風が強く風寒かった。
景色は雲海の中に、槍ヶ岳・立山・剱岳・遠くには白山などなど高い山の頭が見えます。


あとは強風の中、景色を見ながら黙々と歩き

11:20
白馬岳到着!!!

新田次郎の小説「強力伝」の方位盤もちゃんとあります。

ちなみに、かかった時間は4時間20分。コースタイムは6時間20分なので、だいたい7掛けです。
まあ、そんなもんでしょう。途中抜いて来た人に写真を撮ってもらおうと思い、昼食を食べながらのんびりと待つ事とします。弁当もごはん大盛り、ありがたい限りです。

風寒いので、温かいスープ&コーヒーを飲みながら寒さに震えつつ、雲海の景色を眺めながら待ちます。
真っ青な景色はもちろんいいけど、雲海の景色もこれはこれでいいものです。

待つこと30分。途中で抜いた人が到着したので、早速撮ってもらいます。

そんなこんなで、風寒い中、山頂には1時間近く滞在したのでした。
さて寒さも限界になってきたので、下山しますか。

下りは相変わらず速いっす。黙々と下ります。
ただ、行きに歩きにくいなあと感じた避難小屋から雪渓までは、下りはもっと歩きにくかったです。
下りの雪渓も、相変わらずガラガラと落石の音が聞こえます。怖い怖い!!!
そして、ガスってほとんど何も見えません。幸いここも先行者が居たので、その姿を追います。
途中で追いついたもんで、写真撮ってもらいました。

後姿

前も
ここから先は、まあ急がなくてもいいやーと思ったので、写真を撮ってもらった方とおしゃべりしながらのんびり下る事に。
白馬尻小屋まで着けば、到着したようなものです。
あとは、緩やかな登山道&林道歩きです。

15:40
猿倉荘到着。
先輩には、
「早かったにー」
と驚かれました。まあ、いつもクレイジーな行程で登っとるで、今回はほとんど疲れ知らずで楽勝でした。
そして、かき氷を御馳走してもらいました。

3食&おやつ付きで、ホント至れり尽くせりです。
その後、一緒に写真を撮ってもらい

今回のベストショット

名残惜しいですが、

帰りは魚津でラーメン食べる為にわざわざ遠回りしないとだしかんもんで、帰る事とします。
途中、温泉入って148号&8号線と下道を黙々と進みます。
148号線は走り易い道です。ただトンネルばっかりなのと、トラックが多かった。
糸魚川出てからは、北陸道を使えば早いんだけど、高速道路嫌いやもんで8号線を進みます。
糸魚川には明星セメントと電気化学工業の巨大な工場があるので、工場萌えな景色を堪能できます。
途中、親不知でいい景色が見えたのでパシャリ。

飛騨人なので、海を見るとテンションが上がります。

19:40
ようやく魚津「はじめ家」到着。
温泉入ったり休んだり、のんびり走ってきたので白馬から5時間近くかかりました。
その道中、頭の中では常に、ラーメン何を食べよう食べようと考えてばかりなのでした。
中盛にするか大盛にするか悩むっていう、ホントどうでもいい悩みです。ある意味、幸せですなあ。
先日アップしたように大盛をがっつり食べて至福の一時を堪能した後は、

高山に帰るだけ。

23:00
そして高山到着。
長い長い2日間でした。
普通、登山行くと体重減るのに今回は体重増やして戻って来ました。
まあ、登山に行ったというより気分転換に旅行に行ってきたという2日間でした。

「白馬岳」には申し訳ないんだけど、大雪渓が有名だけど、そんなに魅力的な山だとは思わなかったのです。
やっぱり、どM登山&自虐登山好きな山ちゃん的には、黙々と長い距離を歩くのが好きみたいです。
やもんで今度行く時は、白馬三山日帰りを計画してみようと思います。これなら、満足できそう。

西穂高岳・白馬岳と短い距離・短い時間の登山を2回続けたので
そろそろ、長い距離を歩きたくなってきたなあ。
今年の総決算として、
新穂高~双六小屋~西鎌尾根~槍ヶ岳~槍平小屋~新穂高
日帰りをぜひ、やりたいものです。



猿倉荘   7:00
白馬尻小屋 7:40/7:50
避難小屋  9:45
頂上宿舎 10:30/10:40
山頂   11:20/12:10
頂上宿舎 12:35/12:40
白馬尻小屋14:40/15:00
猿倉荘  15:40

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