鹿島槍ヶ岳その1
今年は、満足する山行ができてません。
計画したけど雨で中止や、実行したけど途中で雨で撤退など、いまいち消化不良が続きました。
そんな中、梅雨の中休みの好天気日を発見!!!
という訳で、前日の夕方に山行を決定して我が山の師匠(雷鳥屋さん)とちょっと遠出してきたのでした。
今年最初のクレイジー登山です。
向かった先は、「鹿島槍ヶ岳」
長野県、後立山連峰にあるお山で、普段、新穂高をホームグランドにしている我々にとっては、完全アウェイなお山です。
予定行動時間は約15時間。相変わらずな、狂った計画です。
果たしてどうなるのやら・・・
当日は、朝1時30分起床。
朝というより、真夜中です。相変わらず趣味の為なら、早起きできます。師匠をお迎えにあがった後、一路、登山口である扇沢へ向かいます。この時期は、3時半過ぎると空が白んでくるから、こういった無茶な計画ができるんやろうなあと、明るくなった空を眺めながら思うのでした。
4時過ぎ、扇沢到着。
準備をした後、長い長い1日のスタートです。
まだ暗い中、出発。
扇沢から最初の目的地、種池山荘までは樹林帯歩き。
途中、雪渓もあるけれど
山荘の方が、整備をしてくれてるおかげで、ノーアイゼンでお構いなしです。
山荘まで、コースタイム4時間の所を2時間30分で、登れてしまったのでした。天気も上々、すこぶる順調です。
山荘到着後は、いよいよ楽しみにしていた稜線歩きの始まりです。
様々なお山が見えます。
昨年登った「剣岳」(まさに岩と雪の殿堂です)
目的地「鹿島槍ヶ岳」(遠い)
最初の目的地「爺ヶ岳」(きれいな形の山です)
雲も無く、視界は非常にクリアです。いい景色を眺めながら、ひたすら歩きます。
そして、8時過ぎには最初の目的地、爺ヶ岳に到着したのでした。
剱岳をバックに
俺は、すこぶる元気だけど師匠の様子が少し変です。
なんでも、強風に体温を取られて「えらい」との事。
そんな事を聞いて、自分の蓄えた脂肪のありがたみに感謝しつつ、師匠を心配しつつ、歩かないことには何ともならないので、次の目的地、冷池山荘に向かいます。
冷池山荘までは、やや下りが続き、順調に進めます。(この道が、帰りは地獄の道になるのでした・・・)
ちなみに師匠は、ふらふらになっています。
そして、9時30分、冷池山荘到着。
俺は元気だけど、ヘロヘロの状態で辿り着いた師匠は
一言
「寝る」
と言い残し、眠りに就いたのでした。
師匠が起きたのは、1時間後。
という訳で、ここで思いもよらぬ大休止を取る事になったのでした。
起きた師匠は、若干回復した模様。
反対に、ここでリズムが狂った俺の体調が、ちょっとおかしくなった気がしたのでした
なにはともあれ、目的地まで向かうに他ないので、向かうこととします。
ちょっとした雪上歩き
ガレ場歩き
と、黙々と歩き(急登というよりだらだら歩き)、向かいます。
ターゲットはくっきりと見えるので、ただただ向かうのみです。
そして何とかお昼頃、12時20分、目的地である「鹿島槍ヶ岳」山頂へ到着したのでした
ちょっと頭が痛いっす
軽い高山病かな。
(最後まで、悩まされることになったのですが・・・)
しばし、山頂で感慨にふけります。
その2へ続きます。